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CIA秘録 (上)(下)

CIA秘録 (上)(下)

ティム・ワイナー (著)
価格:各¥ 1,950 (税込)(上)472ページ(下)480ページ
出版社: 文藝春秋 (2008/11/12)

久しぶりに「うん〜、読みたい。」と思った単行本しかも上下2巻である。

バラク・オバマ次期大統領の当選時には誰もが期待と新鮮な気持ちを感じ、時代が変革していく予感も感じた。
しかし、新政権の顔ぶれが明らかになるにつれて「ビル・クリントン時代の悪夢」が繰り返される可能性が高まっている。特にヒラリーの国務長官は勘弁して欲しい。高飛車な態度で日本に理不尽な要求をしてくる予感がしてならない。

そんな中で、アメリカ合衆国という国家を理解する上で格好の本だと思う。
諜報機関というものは最も国益を反映する機関であるはずだからである。

5万点の機密解除文書と10人の元長官を含む300人以上のインタビュー 等すべて実名証言で書かれた「CIAの本当の歴史」であるという。そして全米で30万部のベストセラー。全米図書賞も受賞した書籍である。

今月末までヨーロッパ出張である。行き帰りの飛行機の中、そしてホテルで一気に読みそうな予感がする。(笑)

コメント

ヒラリーさんが国務長官になっちゃいましたね…。
オバマさんに(良い方向で)何か考えがある事を願います、

change、変革というのは社会や経済が安定しているという前提でこそ可能なものなのかもしれませんね。そういう意味で選挙が終了した時点でのオバマ次期大統領にはリスクを背負うことができなくなったのだと思います。日本にとっては大きなリスクですが。(笑)