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五十嵐川とランドスケープ

長岡造形大学の学長であり日本のランドスケープ分野の大家である上山良子先生をお招きして三条デザイン研究会の景観グループのメンバー達と三条市を流れる五十嵐川の河川改修工事現場を歩いてみた。

もう4年も前になる2004年に起こった7.13水害の復旧の一つとして現在も河川改修が行われている。非常に人工的で真っ直ぐな川になってしまっている。
小学校の時には、この川で鰍を突き焚き火を熾して食べたものだが、そんな面影は全く感じられない。

ここは、五十嵐川と信濃川の合流点。対岸には競馬場跡、遠方には弥彦山を望む。競馬場跡はときめき国体の馬術の会場になり、その後は防災施設か道の駅などになる可能性もある。もし道の駅になるのなら、大きな駐車場ができて公園もできて沢山の人々が立ち寄ることになる。対岸から市の中心市街地まで渡し船を稼働させて歩ける町にできたら良いな、と思っている。三条の中心市街地には町屋が沢山あるけど有効に活用されてはいない。今回歩いてみて、この川の両岸にある素敵な建物をいくつか見つけた。古き良きモノを現在に生かすまちづくりができたら素敵だ。

コメント

雪峰祭に毎年行くと河川の畑の沢山の実りをみてたのですが
今年も工事で結構無くなったところがあるなあ…と見てました。

果樹の畑があるのは信濃川の河川敷ですね。信濃川も五十嵐川の合流点より下流で大規模な堤防増強が行われていて果樹園の面積は縮小しています。両方もちろん必要なことなのですが景観に考慮しないでやっているので風景が一変してしまいます。