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反経営学の経営

反経営学の経営  常磐文克・片平秀貴・古川一郎 著 東洋経済新報社 定価(本体1,700+税)

 20世紀の企業の勝敗を分けたのはカネという資本とその集積、そして米国流の経営や企業統治の仕組みがつくりあげられてきた。しかし21世紀はこの延長線にはないと、この本は語っている。
 カギを握るのは人的・知的資源であり、それは企業で働くヒトとヒトの生み出す知である。そして知を基にモノやサービスを創り出す喜び、働く幸せを軸とする仕組みを企業経営の中に織り込むことが重要であると説く。

 スノーピークは、第2章 作り手と・使い手が一体となる 3・顧客に見えないものが見える という節に取り上げられている。自分も顧客、玄人になる、顧客に負けない、というキーワードが面白いし自分達がやってきたことと重なる。

コメント

作り手と・使い手が一体となる。確かに一番大切な事ですよね。部材のメーカーで売れている所は 業者や職人の現場の声を吸い上げ それを商品化して着実に実績が出来てますから。求めている物を、求めている人へ が大切だと思います。

スノーピークもいつも開かれたモノづくり集団でありたいと思っています。

「社内の常識」が世の中のルールに合わない
ショッキングな事実が告発されるたびに
哀しくなります。

「顧客第一主義」を基本とされているのは素晴らしいですね。(^^)
お題目を掲げ、愚直に実践し続けるしかありませんよね。