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シャトー・デュクリュ・ボーカイユ 1982

 1982年のサンジュリアンは、The Wine Advocate Vintage Guideで、98Rつまり有り得ないほど良く(Extraordinary)しかもR=Ready to drink飲み頃。
 そしてシャトー・デュクリュ・ボーカイユ(Ch.Ducru-Beaucaillou)は、1885年の格付けでは第2級。しかしボーカイユ、ラスカーズやモンローズは今グレーディングしたら間違いなく第一級になるシャトーだと思う。で、飲んでみた。良い!凄く良い!

パーカーさんのコメント
樽から完全な状態で瓶詰めされたこのワインは、かつての危険なほど内向的で頑固であった長い休眠状態から、ようやく目覚め始めた。私にはこのシャトーが、この1982年ほど完全で凝縮味のあるワインを、これ以後つくり出したとは思えない。いくぶんエッジに明るさが現れ始めているが、今なお、印象的に濃いルビーから紫色を示している。このワインは古典的なサン=ジュリアンとポイヤックのアロマの特性を示している。それは強烈な西洋杉、いくばくかのブラックカラント、オークの個性、そして良好なスパイスである。豊かで、通常のものよりもフルボディで、噛みごたえと凝縮味のある、タンニンの控えめなこのデュクリュは、大いなる喜びをもって飲むことができよう。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
パーカーポイント94点

地方 ボルドー(Bordeaux)
地区 オー・メドック(Haut-Medoc)
コミューン(村) サンジュリアン(St-Julien)
葡萄 カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロ19%、カベルネ・フラン13%、プティ・ヴェルド3%