マネジメントフォーラム2007 in 新潟
全国のNECユーザー企業の交流組織である「全NEC C&Cシステムユーザー会」のマネジメントフォーラム2007 in 新潟が昨日6月15日、新潟市の朱鷺メッセで開催された。
僕は、早稲田大学商学学術院教授でボストンコンサルティンググループ・シニアヴァイスプレジデントの内田和成先生と『真の企業価値創造とは何か?』というパネルディスカッションをやらせていただいた。コーディネーターは渡辺千雅氏がつとめてくださった。内容はステークホルダーマネジメントを中心に真の企業価値を考えるというもの。
前日までの打ち合わせは一切無し、事前に少しお話しさせていただきパネルディスカッションが開始された。僕は事前に、内田先生からステークホルダーマネジメントは株主に対する企業価値を最大にすべきという論点が述べられ、実際に経営者として仕事をする僕が株主よりも顧客を最重要視すべきだ、という論旨になるのかなあ、と考えていた。しかし実際は違っていて、何を最重要視するかは(もちろん全てのステークホルダーは重要であるが)その企業や経営者の信念でやっていけばよい、という結論になった。実際、内田先生が以前日本の代表者を務めていらっしゃったボストンコンサルティンググループ(BCG)は、コンサルタントをはじめとする社員の幸福を最重要視している組織であり、それが顧客の満足に繋がるというお話しをされた。僕は、スノーピークは真の顧客であるコンシューマーを最重要視して経営しており、それが株主の利益にも繋がると考えているというお話しをさせていただいた。
このパネルディスカッションのことは内田先生のブログ内田和成のビジネスマインドにも掲載されている。僕の大好きなブログなので是非ブラウズしてください。