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ハンマー・ハンクがやってきた


  東海岸を代表するアウトドア専門店ハドソン・トレイル・アウトフィッターズ(HTO)の社長であるハンク・コーエンはハンマー・ハンク(壊し屋のハンク)と異名をとる米国アウトドア業界のビッグネームである。思ったことは率直に口にし「そんなモノはだめだ!」とメーカーの新製品をこてんぱんにやっつける頑固親父として恐れられている。
 昨年の夏にHTOを訪問した。私達スノーピークが描いている米国アウトドア業界の将来についての青写真を検証するためだ。
 およそ二時間の間、僕とハンクの意見は全く平行線だった。”I don’t think so!”の応酬が続いた。お互いに自分の信念を曲げなかったからだ。ハンクは自分に興味のない商談と判断すれば5分で打ち切る。ハンマー・ハンクと、そのような話を二時間もしたアウトドアメーカーのオーナーは希らしい。お互い平行線だったにもかかわらず僕のことは気に入ってくれたようだ。

 そのハンクがスノーピークのブースに来てくれた。”Hi, Hank! How are you doing?””Tohru!”と言葉を交わしガシッと抱擁を交わした。(笑)お嬢さんのステイシーとバイヤーのアンドリューを伴っているためかハンクはとても柔和な表情をしていた。しかし、相変わらずお洒落なオヤジである。足元は写真に写ってないがオレンジのスニーカー、耳にはピアス、でFlyFisherでもある。(^^)

 米国アウトドアインダストリーの風向きは変わってきているなあ。

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ウェイン・グレゴリーはスノーピーカー


 先日米国ユタ州ソルトレイクシティで行われたOR(アウトドアリテイラー)で、グレゴリー社の創業者であるウェイン・グレゴリーがスノーピークのブースに。「スノーピークの製品は、どれも僕にとってまるでキャンディか宝石のように魅力的なんだ。これとこれとこれを愛用してるよ。」と子供みたいに話してくれた。「僕もグレゴリーのパックはいくつか使ってるよ。」

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