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新潟中越大震災(2) 小千谷

 11月1日、2日と小千谷市に行ってきた。
 小千谷市災害ボランティアセンターの本部スタッフに三条の水害時のボランティア仲間が数人行っているので陣中見舞いに行く。今日は1,000人のボランティアが集結。ボラセンの運営はあまりうまく行っていない様子だった。調査済みでかつ安全だと思われる家屋の片づけが現在のボランティア主な仕事であるが今のところニーズが少なくボランティアが余っている状態だった。
 また、市の対策本部は相変わらずの役所ぶりを発揮して被災者の方々の立場で指揮命令が出来ていない様子。物資の一部がボラセンの管理下に移管されたことが唯一の救いである。

 小千谷高校で活動している友人の草島進一氏がやっている中越元気村に昨日に引き続き物資を提供に行く。本部用のテーブル&チェアと被災者のみなさんにコーヒーを提供するミニカフェ用のテーブル&チェアを追加で持ち込む。小千谷高校には塩谷部落の方々を中心に約200名が避難している。印象的だったことが二つあった。一つはこの避難所の方々は自発的に炊き出しを当番でやっていらっしゃるのだが使い捨ての容器を洗って使い捨てにせずに使用なさっていたこと。二つめは体育館の中に集会用のテントを張ってその下で生活されていること。これは、上から構造物や何かが落ちてくることの恐怖を払拭するためである。被災者の方々の心中を垣間見て胸がギュッと締め付けられた。
 草島氏、シェルパ斉藤氏と3日に川口町で再会する約束をして別れた。